一品経 いっぽんぎょう 人と文

写経するときに 法華経28品を品別に分担 平安時代の流行で美しく装飾。

 

わたしの時代は 文章というと印刷されていて 内容を批判的にみることが推奨され  また 大家、学者が批判する注釈をかたわらにおいて という不遜な習慣になじんできたので 善意にみち 疑いを知らない 経文への接しかたは 新鮮。しみじみと朗誦しつつ 大切に読み進む。 平安時代の仏教者は美しい。

 

そうすれば救われていたかもしれないが 毛沢東語録 コーラン スウェーデンボリ カント ヘーゲル 無門関 洪水のようにあった思想たち。資本論の第1品 商品論とか吟唱しつつほほえんだり どんな人生になったことであろう。