仏陀の遺髪 青紺色

「南史」扶南国伝に「武帝、阿育王仏塔を改造して、旧塔下舎利および仏の爪髪を出だす。頭髪は青紺色なりき」とある。

わたしは菩薩を金髪碧眼にえがいたが、展覧会でどなたも異議をとなえなかった。

最初は奈良時代の色を忠実に使ってみたが 赤青緑 中華街の色彩でなじめなかった。近代日本画女流作家の色調を参考に彩色。

仏教は 国際的 融合文化。絵に描くとこのようなものか と考えている。

 

f:id:Balance1950:20190226212400j:plain