vitasti いっちゃくしゅはん 一尺二寸 36cm の my 仏

仏像の大きさについて

拾遺往生伝中12 に 「ただ一生の間、造るところは彩色せる いっちゃくしゅはん (一尺二寸 36cm)の阿弥陀三尊のみなり」

 

信仰のかたち

現代のわたしは仏像というと 観光で疲れて遠望した奈良鎌倉の大仏 美術館での芸術作品としての提示 身近な寺の類型化し古く黒っぽいやや大型の仏像 個人宅では仏壇の奥の小さな木彫。どれもしっくりこない。

仏教の信仰の盛んであった中世においては 36cm程度の小型で彩色した仏像を自作していた らしい。身近に置いて大切にしていたようである。実感がありそう。