宏智正覚の黙照禅

曹洞宗は黙照禅 臨済宗公案禅 というが・・

それぞれの人の禅の深まり ただ座る → 探究の一方面として 公案禅 → その一般化、個別化としての 黙照禅 と今のところ考える。

 

仏教の盛んな時代は 多彩な寺院 高僧がいて それを遍歴して自分の仏教をみつけていく とみる。

 

黙照禅の始祖 宏智正覚 わんししょうがく 1098-1157  曹洞宗 丹霞子淳 たんかしじゅん の法を嗣ぐ。公案を用いない黙照禅。宋朝禅林。

宏智正覚は18歳から諸方を遊歴し、30年寺院で修行されたという。つまり、仏教の世界を知り尽くし、最高の人を見いだしてその下で長年研鑽。公案禅も学び終えて、「ただ座れ」と言ったのであろう。